25年間の投資実録〜2.積立投資〜

資産を増やす考え方

こんにちは、FP-kawaです。このブログでは、経済的自立と早期リタイア、いわゆる「FIRE」を目指すサラリーマンの皆さまに向けて、お金に関する様々な情報をお届けしています。

今回は、全10回でお届けする連載の第2回目です。テーマは「投資信託やETFの積立投資」についてお話しします。

前回は個別株投資について、失敗から始まり最終的にS&P500やHDVといった米国株中心のスタイルに行き着いた経緯をご紹介しました。そのベースとなる考え方を形作ったのが、今回ご紹介する積立投資の経験です。

実質的なスタートは2019年

私が積立投資を本格的に開始したのは、2019年ごろのことでした。新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が増え、投資や副業に関するYouTubeチャンネルを見るようになったのが直接のきっかけです。

以前、始めていたものの短期間でやめてしまっていた投資信託やETFの積立投資。ここでも私の基本スタンスである「まずは少額で、リスクを抑えてやってみる」という行動パターンが発揮されました。

最初に取り組んだのは、米国の代表的な株価指数であるS&P500に連動する再投資型の投資信託と、全世界の株式に分散投資できる米国のETF(上場投資信託)であるVTの購入です。投資信託は月に1万円からスタートし、ETFについては月に1株ずつ買い付けるという、少額からのスタートでした。

FP視点での積立投資

ここでファイナンシャルプランナーの視点から少し解説を加えます。投資において、毎月一定額を同じ金融商品に継続して投資する手法を「ドルコスト平均法」と呼びます。価格が高いときには少なく、安いときには多く買い付けることができるため、価格変動のリスクを平準化できるというメリットがあります。日々の株価をチェックする時間がないサラリーマンにとって、非常に合理的な手法です。

また、投資信託における「再投資型」とは、運用によって得られた分配金を受け取らずに、そのまま元本に組み入れて再び投資に回す仕組みのことです。これにより、利益が利益を生む「複利効果」が働き、長期的な資産形成において非常に大きな力を発揮します。

NISAを活用している場合、分配金をもらって再投資するとその分だけ枠を圧迫することもあり、分配金を使うあてが無いのであれば再投資型をお薦めします。

ゆっくり成長

私の月々の積立額は決して大きくありませんでしたが、数年続けるうちに少しずつ資産は育っていきました。2022年の終わりごろには、ETFから得られた配当金(ドル)だけで新たに1株を購入できる金額が貯まり、自分のお金が働いて新しい資産を生み出してくれる感覚を強く実感できたのを覚えています。現在はS&P500への積立額を月に3万円→5万円と増額していき、現在は10万円を入金しています。

VTについては、S&P500と役割が重複することもあり、ほぼ売却してしまって今ではHDVに切り替えています。HDVは高配当型の米国ETFです。少しづつでも良いので外貨の現金(実際にはMMFで保有しています)を持ちたいという思いがあります。

本当に始めたのは2014年ごろ

もちろん、積立投資においても最初からすべてが順調だったわけではありません。過去には失敗や試行錯誤もありました。

例えば、2014年ごろには2016年のオリンピック開催による経済発展を見越して、ブラジル株に連動する商品を購入したことがありました。

しかし、期待に反して価格は大幅なマイナスに落ち込んでしまいました。結果的にはじっくりと保有し続けたことでギリギリでプラスの水準に戻りましたが、特定の国やイベントに依存した投資の難しさを痛感する出来事でした。

また、世界中の不動産に投資するREIT(不動産投資信託)を積み立てていた時期もありました。しかし、私自身が実物資産として不動産を所有して賃貸経営を行っているため、資産全体の中で「不動産」というジャンルにリスクが偏ってしまうことに気づきました。そのため、REITについては数万円程度の利益が出たところで売却し、その資金を個別株やETFの購入資金へと振り向けました。

資産配分 大事

資産運用の世界では、持っている資産の組み合わせのことを「アセットアロケーション(資産配分)」と呼びます。自分の資産が何に偏っているのかを客観的に見直し、適切なバランスに整えることは、長く投資を続けるうえでとても大切です。

このように様々な商品を試した結果、現在の「銘柄を変えずに、淡々とインデックスファンドの積立を続ける」というスタイルに落ち着きました。

なぜ、S&P500や全世界株式という海外資産を選んだのか。それは、先ほどのアセットアロケーションの観点から、資産の分散を意識したからです。

私たちサラリーマンは、日本円で給与を受け取り、日本の年金制度に加入しています。さらに私の場合は日本の不動産も所有しています。もし日本経済が停滞したり、円の価値が大きく下がったりした場合、資産が日本国内に集中していることは大きなリスクになります。

そのため、日本以外の資産、特に世界経済の中心である米国や、世界全体に広く分散された資産の割合を増やすことが、将来の安心につながると考えたのです。そして、やはり世界経済を牽引するのはアメリカということで、アメリカ中心の投資になっています。

やっぱり始めてナンボ

投資を始める際、多くの人が「もっと知識をつけてから」とためらってしまいます。しかし、私自身の実情をお話しすれば、そこまで深い専門知識を持っていたわけではありません。「手数料が安くて評判が良いものを、あまり考えすぎずに買い続ける」というのが正直なところです。

完璧な知識がなくても、優れた商品を選び、時間を味方につけることで資産は着実に成長していきます。ここでも「チャレンジすることは良いこと」という精神が活きています。少額で始めてみて、仕組みを理解し、納得できたら少しずつ金額を増やしていく。このステップを踏むことが、投資を長く続け、FIREという目標に近づくための確実な方法です。

次回は、少し視点を変えて、すべてをAIやロボットにお任せする「ロボアドバイザー(ラップ口座)」をやってみた経験についてお話しします。

本ブログでは、皆さんからのコメントをお待ちしています。どうぞよろしくお願いします。

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