25年間の投資実録〜10.まとめ・サイドFIREへの道〜

資産を増やす考え方

こんにちは、FP-kawaです。このブログでは、経済的自立と早期リタイア、いわゆる「FIRE」を目指すサラリーマンの皆さまに向けて、お金に関する様々な情報をお届けしています。

全10回にわたってお届けしてきた連載「25年間の投資実録」も、いよいよ今回が最終回となります。

第1回から前回までに、株式投資、積立投資、ロボアドバイザー、FX、暗号資産、不動産投資、確定拠出年金、自己投資(資格取得)と、私が20数年間の社会人生活の中で経験してきた多種多様な投資や試行錯誤の歴史をお話ししてきました。

最終回となる今回は、サラリーマンとしてのキャリアの葛藤や起業への挫折経験を振り返りつつ、現在の私の最新の取り組みと、目指している「サイドFIREへの道」についてお話しします。

■ サラリーマンのリアルな限界と年収大幅ダウンの現実

私が大学を卒業して社会人になったのは2001年のことでした。最初に就職したのは損害保険会社で、本州や北海道など3箇所での勤務を経験し、営業部門や保険金支払い部門で10年間働きました。非常に多忙で過酷な環境であり、同期の半数以上が退職していくような厳しい職場でした。

その後、2011年4月に東京本社のグループ会社(小売業系)へと転職しました。しかし、サラリーマンとしての出世コースからは徐々に外れていき、さらに勤務部署の変更やコロナ禍の影響も重なって、2021年度の年収は150万円以上も下がるという厳しい現実に直面しました。

贅沢をしなければ暮らしていける収入は維持できているものの、「会社の業績や組織の意向一つで、自分の収入が100万円単位で大きく変動してしまう」というサラリーマン特有の不確実性と限界を身をもって痛感した出来事でした。今から別の会社へ転職したとしても、簡単に高収入を得られる保証はありません。

■ 起業塾での挫折と「サラリーマン大家」という答え

会社員としての将来に不安や嫌気がさしていた2014年ごろ、再転職や起業を考えました。

その一環として、50万円という決して安くない受講料を払い、起業塾に通ったことがあります。講習会に3回参加し、約30時間分の動画講座を視聴して、事業のタネの探し方やブログ・メルマガの発行方法などを学びました。ちなみに、その起業塾で使っていたニックネームは頭髪の悩みから「エムジー」というふざけたものでした。

しかし、結果としてそこから実際の起業行動に移ることはできませんでした。起業塾が優れていなかったわけではなく、私自身にサラリーマンの枠を飛び越えるだけの真剣さや覚悟、フットワークの軽さが足りなかったのです。サラリーマンと事業主との間には、想像以上に大きな壁が存在することを思い知らされた挫折体験でした。

ただ、ここで一つ重要な気づきがありました。私は2010年に最初の築古ワンルームマンションを購入して以来、個人事業主として毎年確定申告を行っていました。わざわざ会社を辞めてリスクの高いゼロからの起業をしなくても、すでに不動産投資を通じて「副業的な起業」を果たしていたのです。

大掛かりな起業をする覚悟はなくても、サラリーマンの信用力を活かして不動産などの事業基盤を小さく作り、副業的に育てていく生き方こそが、自分に最も向いているスタイルだと確信しました。

■ 収入の柱を増やす現在のリアルなチャレンジ

現在、私は完全に会社を辞めてしまう「完全FIRE」ではなく、サラリーマンの労働割合を減らしながら複数の収入源を持つ「サイドFIRE」の実現に向けて、具体的な行動を起こしています。

まず、勤め先での勤務日数を段階的に減らし、サラリーマンとしての時間的拘束を緩めています。そして、空いた時間を活用して「副業」としての柱を確立するための新しいチャレンジを開始しました。

具体的には、これまでの業務経験や知識を活かした「スポットコンサル」などの副業に挑戦しています。また、第9回でお話しした危険物取扱者(乙4)のような現業系の資格を活かし、単発での業務委託案件を受けるための準備も進めています。

さらに、このブログのような情報発信活動も「収入の柱」を増やすための試みの一つです。現状ではまったく収益化にはつながっていませんが、自分自身の思考を整理し、同じように悩み抱えるサラリーマンの皆さまと繋がる貴重な場となっています。

不動産(実物資産)による家賃収入、S&P500やHDV(ペーパーアセット)からの資産成長と配当、そしてスポットコンサルや単発業務委託といった「小さな副業」。これらを組み合わせることで、特定の会社や一つの収入源に依存しないポートフォリオを作り上げようとしています。

■ 大雑把でビビりな私が辿り着いた結論

私の25年間の投資歴を振り返ると、決して華々しい大成功の連続ではありません。2001年のIT銘柄での失敗に始まり、トルコリラFXでの短期撤退、起業塾での挫折など、数々の遠回りや失敗を経験してきました。

充分な専門知識を持ち、リスクを1箇所に集中投下して一気に資産を増やせる「天才型の投資家」であれば、初めから特定の投資法に絞るのが効率的かもしれません。

しかし、大雑把で勉強が得意ではなく、移り気でビビりな私の場合は、「最悪ゼロになってもいい10万〜20万円程度の少額から、まずはやってみる」というアプローチが結果として大正解でした。

少額で実際に体験してみることで、自分に合った投資(S&P500やHDVへの積立、不動産経営など)と、合わない投資(FXや株の信用取引など)を肌感覚で区別できるようになりました。

■ チャレンジすることは良いこと「まずはやってみる」から始めよう

投資や副業を始める際、「損をしたくない」「完璧に勉強してから始めたい」と考えて二の足を踏んでしまう方は非常に多いです。

しかし、少額での失敗は未来の大きな成功のための授業料に過ぎません。何もしないこと自体が、インフレや給与減少のリスクに晒される現代においては最大のリスクとも言えます。

完璧を目指さず、まずは少額でやってみる

この前向きなチャレンジ精神こそが、資産形成においても、人生の選択肢を広げるうえでも一番の推進力になります。25年前、右も左もわからないままノートパソコンを開いて証券口座を作ったあの一歩があったからこそ、現在の安定した資産基盤とサイドFIREという明確な目標が存在しています。

これからFIREや経済的自立を目指すサラリーマンの皆さまも、ぜひ怖がらずに小さな一歩を踏み出してみてください。その小さな行動が、数年後、数十年後のあなたの人生を大きく変えるきっかけになるはずです。失敗しても数千円〜数万円程度です(怪しげな起業塾などに入らなければ・・・)

本ブログでは、皆さんからのコメントをお待ちしています。どうぞよろしくお願いします。

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