こんにちは、FP-kawaです。このブログでは、経済的自立と早期リタイア、いわゆる「FIRE」を目指すサラリーマンの皆さまに向けて、お金に関する様々な情報をお届けしています。
前回は、生活費の一部をゆるく稼ぎながら社会との接点を持つサイドFIREや、スポットコンサルなどの働き方についてご紹介しました。お金をもらう働き方は魅力的ですが、FIREを目指す過程で「お金のためではなく、純粋な社会貢献として自分の力を試したい」と考える方も少なくありません。
そこで連載第3回となる今回は、これまでのキャリアで磨き上げてきた専門知識を無償で提供し、社会課題の解決に挑む「プロボノ(Pro Bono)」という選択肢について解説します。
専門スキルを還元する新しいボランティア「プロボノ」
プロボノとは、ラテン語の「Pro Bono Publico(公共善のために)」に由来する言葉で、職業上で培った専門的なスキルや経験を活かして取り組むボランティア活動を指します。
一般的なボランティアがイベントの運営補助や地域の清掃など、特別な資格を問わない活動を中心とするのに対し、プロボノは明確に「個人のビジネススキル」を還元する点に特徴があります。
例えば、ITシステムの構築、マーケティング調査、財務分析、広報チラシの作成、事業計画立案など、提供するスキルは多岐にわたります。リソース不足に悩むNPOや地域団体にとって、即戦力となるビジネスパーソンのスキルは極めて価値の高い資産となります。
ライフスタイルに合わせた多様な参加形態
日本においては「サービスグラント」などの登録プラットフォームが存在し、個人が直接団体と交渉する負担を減らして参加できる環境が整っています。
代表的なのが「チーム型プロジェクト支援」です。異業種のビジネスパーソンが5〜6名のチームを組み、約3ヶ月から半年間、週に3〜5時間程度コミットして支援先の課題解決にあたります。進行サポートも充実しているため、初めての方でも安心して参加できます。
その他にも、オンラインで完結する短期型の「GRANT」や、地方の活性化に取り組む「ふるさとプロボノ」など、自身の生活ペースに合わせた多様な参画モデルが存在します。
「サードプレイス」としてのプロボノの価値
プロボノに挑戦する最大のメリットは、会社という限定的な組織を飛び出して「自分の能力が社会のために直接役立っている」という手応えを得られる点です。

金銭を介さない関わりだからこそ、参加者同士や支援先との間に損得勘定のないフラットな信頼関係が生まれます。これは、会社を離れたFIRE達成者にとって、自宅や元の職場とは異なる心地よい第3の居場所、「サードプレイス」として機能します。
無報酬でありながら、「スキルの再評価」「新たな人脈の開拓」といったお金以上の無形資産をもたらしてくれるプロボノは、セカンドライフの質を大いに高めてくれます。
次回は、より地域に根ざした活動として、環境保全や教育支援など、地域コミュニティの中で活躍できる多様なボランティア活動についてご紹介します。
本ブログでは、皆さんからのコメントをお待ちしています。どうぞよろしくお願いします。


コメント