働き方の壁を味方にする 第8回〜変化をFIRE戦略にどう活かすのか(3)バリスタFIRE〜

FIRE

こんにちは、FP-kawaです。このブログでは、経済的自立と早期リタイア、いわゆる「FIRE」を目指すサラリーマンの皆さまに向けて、お金に関する様々な情報をお届けしています。

全8回にわたってお届けしてきた連載も、今回がいよいよ最終回です。最後のテーマは、これからの時代の最適解とも言える「バリスタFIRE」の戦略について解説します。

あえて「雇われる」というハイブリッド戦略

バリスタFIREとは、完全なリタイアを目指すのではなく、生活費の一部を資産運用益で賄いながら、あえてパートタイムやアルバイトとして適度に労働収入を得る形態です。

これにより、社会とのつながりと経済的安定(社会保障の恩恵)を同時に獲得するハイブリッド型の早期リタイア戦略となっています。

前回のサイドFIREはフリーランスなどの事業収入を組み合わせるアプローチでしたが、バリスタFIREの最大の特徴は「他者に雇用されること」を利用して社会保険の恩恵を得る点にあります。

「週20時間基準」への移行が強力な追い風に

このバリスタFIRE志向者にとって、2026年10月以降に予定されている「月額賃金要件の撤廃」および「週20時間基準」への移行は極めて強力な追い風となります。

かつては、パートタイム労働で社会保険に加入するためには、一定以上の年収(106万円以上)を稼ぎ、かつ従業員数の多い大企業に勤める必要がありました。

しかし、企業規模要件が今後段階的に撤廃され、賃金要件も消滅することで、日本中のどの企業であっても、週20時間だけ働けば自らの社会保険(健康保険・厚生年金)を確保できるという状態が実現しつつあります。

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