後日談:金利上昇から資産を守る

FIRE

こんにちは、FP-kawaです。このブログでは、経済的自立と早期リタイア、いわゆる「FIRE」を目指すサラリーマンの皆さまに向けて、お金に関する様々な情報をお届けしています。

以前、『金利上昇から資産を守る』と題して、妻から資金を借りて銀行からの借入れを繰り上げ返済したお話をしました。

金利上昇から資産を守る:家族間借入で繰上返済〜第1回 高金利の波を乗りこなす。不動産投資ローンの金利上昇と繰上返済の決断〜
不動産投資ローンの金利が4.55%へ上昇。FIREを目指すFPが、キャッシュフロー改善と資産防衛のために約360万円の「繰上返済」を決断した理由とコスト検証を公開。高金利時代を乗り切るためのサラリーマン向け実践的ノウハウをお届けします。

今回は、その後日談をお届けします。

完済後には「抵当権の抹消」が必要

銀行からの借入を完済した場合、抵当権抹消手続きをすることになります。

この手続きは義務ではないのですが、売却時や新たに融資を受ける際などに支障がありますので、早めにやっておくべきです。これは、自宅でも同じことです。

司法書士に依頼すると数千〜数万円の費用がかかることが多い抵当権抹消手続きですが、比較的簡単に自分で行うことも可能です。一度は経験してみたかったので、自分でやってみることにしました。

オンラインでも申請可能ですが、申請ソフト等の準備などもあったので、私は法務局に出向くことにしました。

不動産登記はどこでやるの?

不動産登記の申請は、法務局で行います。気をつけなければ行けないのは管轄区域があるということです。つまり、物件の所在地により、申請すべき法務局が異なるということです。

今回は、横浜市西区の物件でしたので横浜地方法務局(本局)に出向くことになります。管轄区域は法務局のHPから調べることができます。

必要書類は?

ローンを完済すると銀行からいくつか書類が送られてきます。銀行から送られてくる書類の中で、抵当権抹消手続きに必要な主な書類は以下の3点です。

1.「登記識別情報通知」

これは法務局が発行するもので、どのような登記が行われたかを示す証明書であり、これまで銀行側で保管されていた原本がそのまま返却されてきます。

2.「抵当権抹消登記原因証明情報」

ローンが全額返済されたため抵当権を抹消して差し支えない旨や、対象となる不動産・登記の特定情報が記載された書類です。

3.「委任状」

本来、登記を外す申請権利は銀行側にありますが、今回の手続きを所有者本人へ委任することを証明する内容が書かれています。

これらに加えて、法務局のホームページからダウンロードする書類があります。

4.登記申請書

この登記申請書は手書き用だけでなくWord形式や一太郎形式(!2026年現在どれくらい利用されているのかな)のファイルも用意されています。PCで入力して印刷する方が見た目もきれいに仕上がるためおすすめです。

法務局のサイト内には丁寧な案内が用意されているため、それに沿って落ち着いて作成すれば問題なく準備できます。

5.A4の白紙

収入印紙を貼り付けるための台紙です。

6.返信用封筒

登記申請が完了するには1週間程度の時間がかかります。完了後に登記完了証が発行されるため、その受取が必要になります。

東京都内に住んでいる私は、何度も法務局へ足を運ぶのを避けたかったため、郵送での書類受け取りを希望しました。宛名を書いて書留分の切手を貼った返信用封筒を一緒に提出しておくことで登記完了証を郵送で受け取ることが可能です。

費用は?

自分で手続きを行う場合でも、国に納める「登録免許税」が必要です。登録免許税は不動産1個につき1,000円とかかります。

今回私が所有する区分所有のワンルームマンションの場合、建物部分と土地の所有権(敷地権)それぞれに課税されるため、合計2,000円分の収入印紙が必要でした。

収入印紙は、郵便局やコンビニのほか、多くの法務局にはすぐそばに収入印紙売りさばき所があり、そこでも入手することができます。

法務局に行ってみた

準備が整ったら、書類を持って管轄の法務局へ提出に向かいます。

私の場合、横浜地方法務局で手続きを行いました。法務局と同じフロア内にある売りさばき所で現金にて収入印紙を購入して貼り付け、割印を行いました。

実際に法務局に滞在した時間は、印紙購入の列に並んだ時間も含めて15分もかかりませんでした。一つ注意したいのが、地方法務局の対応スタンスです。

一般の市役所などの総合窓口とは異なり、手厚い接客サービスは期待できません。受付窓口ではその場で細かな書類チェックを行ってくれるわけではなく、「ここは受付ですので、内部で確認して不備があれば電話連絡します」という案内のみでした。

その場で捺印しようと思って持参していた印鑑についても、受付での確認はありませんでした。唯一確認されたのは収入印紙の貼り付けと割印のみで、書類上の押印の有無までは見てくれなかったため、慌ててその場で申請書と委任状に捺印して提出することになりました。

不備があった場合、改めて出向く必要があるので心配ですが、今のところ(提出後3日経過)電話連絡がないため大丈夫だったではないかと思っています。

<追記>後日談の後日談

提出してからちょうど一週間後、「登記完了証」が書留で届きました。

なんとか不備なく申請ができたようです。

私が現在保有する物件は東京・横浜にあるので、今後もなるべく自分でやっていきたいと考えています。

ちょっとだけ観光

手続きがあっさりと終了したため、帰りは少し時間をとり、法務局から海側へ移動して赤レンガ倉庫や海上保安庁の施設を見学し、横浜駅でランチを楽しんでから東京へ戻りました。

住宅ローンの完済後は、書類の用意と法務局での手続きを順を追って進めることで、ご自身で抵当権抹消登記を行うことが可能です。手間やコストとの見合いもありますが、一度くらいは経験してもよいのではないでしょうか。

本ブログでは、皆さんからのコメントをお待ちしています。どうぞよろしくお願いします。

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