こんにちは、FP-kawaです。このブログでは、経済的自立と早期リタイア、いわゆる「FIRE」を目指すサラリーマンの皆さまに向けて、お金に関する様々な情報をお届けしています。
前回は、新NISAの基本的な仕組みや非課税のメリットについて全体像をお話しいたしました。
今回は連載の第2回として、新NISAを実際に活用する上で避けては通れない「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの枠について詳しく解説していきます。
それぞれの違いを正しく理解し、ご自身のライフプランやFIREに向けた戦略に合わせてどのように使い分ければよいのか、具体的な活用法を見ていきましょう。
■ 2つの投資枠の基本的な違いとは
新NISAの最大の特徴とも言えるのが、性質の異なる2つの投資枠を同時に併用できる点です。
旧制度ではどちらか一方しか選べなかったため、この変更により資産運用の自由度が格段に上がりました。まずは、2つの枠の基本的な違いを整理しておきましょう。
1つ目の「つみたて投資枠」は、その名の通り、コツコツと定期的に買い付けを行う積立投資専用の枠です。
年間の投資上限額は120万円となっており、毎月に換算すると月10万円まで投資が可能です。
投資対象となる商品は、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託に限定されています。
これは金融庁が定めた厳しい基準、たとえば販売手数料がかからないノーロードであることや、保有中にかかる信託報酬が低く抑えられていることなどをクリアした商品だけが並んでいるため、初心者の方でも比較的選びやすいのが特徴です。
2つ目の「成長投資枠」は、より幅広い投資スタイルに対応できる自由度の高い枠です。
年間の投資上限額は240万円で、つみたて投資枠の2倍の枠が用意されています。投資方法も積立だけでなく、一括での購入も可能です。
投資対象商品は、投資信託だけでなく、国内外の上場株式やETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)など、非常に多岐にわたります。
ただし、一部のハイリスクな商品や毎月分配型の投資信託などは除外されています。
生涯で利用できる非課税保有限度額は、両方合わせて1人あたり最大1800万円ですが、そのうち成長投資枠として利用できるのは1200万円までという制限があります。
つまり、1800万円すべてをつみたて投資枠だけで使い切ることは可能ですが、成長投資枠だけで使い切ることはできず、その場合は最大でも1200万円までとなります。

■ 投資初心者や忙しいサラリーマンにおすすめの「つみたて投資枠」
資産運用をこれから始めるサラリーマンの方や、日々の仕事が忙しくて市場の動きを細かくチェックする時間がないという方には、まずは「つみたて投資枠」を中心とした運用の検討をおすすめします。
つみたて投資枠の最大のメリットは、一度設定してしまえば、毎月決まった金額で自動的に購入されるため、購入の手間や心理的な負担が少ない点です。
これにより「ドルコスト平均法」と呼ばれる投資手法を自然に実践することができます。ドルコスト平均法とは、価格が高いときには少なく、価格が低いときには多く買い付けることで、平均の購入単価を平準化させる効果があります。
相場が乱高下している時期であっても、感情に左右されずに淡々と買い付けを続けることができるため、長期的な資産形成において非常に強力な武器となります。
また、対象商品が金融庁の基準を満たした健全な投資信託に絞られていることも安心材料です。
専門知識が乏しい段階であっても、大崩れしにくい全世界株や先進国株といったインデックスファンド(特定の指数に連動する成果を目指す投資信託)を選ぶことで、着実に運用の土台を作ることができます。
サラリーマンの特性の一つに、「毎月、一定の収入を得られる」点です。その収入から毎月コツコツ積み立てるのは相性が良いですね。

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