NISA まだ始められていない人へ 第3回:失敗しない金融機関と投資商品の選び方

NISA

■ 失敗しない投資商品(投資信託)の選び方

金融機関が決まったら、次は実際に積み立てていく商品を選びます。

今回は、初心者がまず活用すべき「つみたて投資枠」で購入する投資信託の選び方に焦点を当ててみましょう。

数ある商品の中から、長期の資産形成に向いているものを見極めるための三つのポイントをご紹介します。

インデックスファンドがお勧め

ポイントの第一は「インデックスファンド」を選ぶことです。

投資信託には、日経平均株価や米国のS&P500といった特定の市場指数(インデックス)に連動する成果を目指すインデックスファンドと、専門家が独自に銘柄を選んで指数を上回る成果を目指すアクティブファンドの二種類があります。

アクティブファンドは魅力的に見えますが、長期的に見るとインデックスファンドの成績を上回り続けるものはごくわずかです。まずは市場全体の成長に連動するインデックスファンドを資産の中核に据えるのが王道です。

信託報酬が低いものを選ぶ

ポイントの第二は「信託報酬(運用管理費用)」が低いものを選ぶことです。

信託報酬とは、投資信託を保有している間、継続的に差し引かれる手数料のことです。

わずか数パーセントの違いに見えても、運用期間が10年、20年と長くなるにつれて、この手数料の差が最終的な手元に残る金額に大きな影響を与えます。

同じ指数に連動するインデックスファンドであっても商品によって信託報酬は異なるため、できる限りこの数値が低いものを選ぶようにしてください。

「全世界株式」または「米国株式」

ポイントの第三は「全世界株式」または「米国株式」を投資対象としている商品を中心に検討することです。

投資の世界には「卵を一つのカゴに盛るな」という格言があり、リスクを分散させることが重要視されています。

全世界の株式に広く分散投資するファンドや、世界経済を牽引する米国の主要企業に分散投資するファンドを選ぶことで、特定の国や企業の業績悪化による致命的なダメージを和らげることができます。

「日本株は駄目なの?」という声が聞こえてきそうですが、このブログを読んでいる方の多くは日本の会社に勤めて給料をもらっている方だと思います。

すでにあなたは多くの資産(あなた自身の労働力)を日本に投資済みですので、現時点では日本への投資は必要ないと考えます。

■ サラリーマンが陥りがちな罠に注意

NISAを始める際、身近な金融機関の窓口で勧められた商品をそのまま購入してしまったり、一時的に流行しているテーマ型の投資信託を選んでしまったりするケースがよく見受けられます。

しかし、窓口で勧められる商品や流行のテーマ型商品は、得てして信託報酬などのコストが高く設定されている傾向があります。

FIREという長期的な目標を達成するためには、一時的な流行に流されることなく、ご自身でしっかりとコストと分散効果を見極めることが大切です。

■次回のお知らせ

今回は、失敗しない金融機関と投資商品の選び方についてお話しいたしました。

証券会社の口座開設手続きはスマートフォンからでも数分程度で完了できるようになっています。まずは口座を開設し、少額からでも優良なインデックスファンドの積み立てを設定してみてはいかがでしょうか。

次回は本連載の最終回として「無理なく続けるサラリーマンのためのNISA活用シミュレーション」をお届けします。

実際に毎月いくらを積み立てれば、将来どのくらいの資産になるのか、具体的な数字を見ながらFIREへの道のりをイメージしていきましょう。

本ブログでは、皆さんからのコメントをお待ちしています。どうぞよろしくお願いします。

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