NISA まだ始められていない人へ 第4回:無理なく続けるサラリーマンのためのNISA活用シミュレーション

NISA

こんにちは、FP-kawaです。このブログでは、経済的自立と早期リタイア、いわゆる「FIRE」を目指すサラリーマンの皆さまに向けて、お金に関する様々な情報をお届けしています。

全4回でお届けしてきた「NISA まだ始められていない人へ」の連載も、今回がいよいよ最終回となります。

これまでに、制度の基本、2つの投資枠の違い、そして金融機関や商品の選び方をお伝えしてきました。

NISA まだ始められていない人へ 第3回:失敗しない金融機関と投資商品の選び方
NISAの始め方で悩むサラリーマンへ、FPが失敗しない金融機関と商品の選び方を解説します。手数料が安く便利なネット証券のメリットや、長期投資に向くインデックスファンドを見極める3つのポイントなど、FIREに向けた堅実な第一歩を踏み出すための必須知識です。

今回は総仕上げとして、実際にサラリーマンの皆さまが毎月一定額を積み立てた場合、将来どのくらいの資産になるのか、具体的なシミュレーションを通してFIREへの道のりをイメージしていきましょう。

■ アインシュタインも絶賛した複利の力

シミュレーションを見る前に、投資において最も重要な「複利」という概念について触れておきます。

複利とは、投資によって得られた利益をそのまま引き出さずに元本に組み入れ、その増えた元本に対してさらに利益がつく仕組みのことです。

時間が経てば経つほど、雪だるま式に資産が増えていく効果があります。

物理学者のアインシュタインが「人類最大の発見」と呼んだとも言われるこの複利の力を最大限に活かすためには、1日でも早く投資を始め、長く続けることが何よりも大切になります。

NISAであれば利益が非課税になるため、本来税金として引かれるはずだった約20パーセント分もそのまま再投資に回すことができ、複利の効果をより一層高めることができるのです。

■ 毎月の積立額別シミュレーション

それでは、実際に毎月決まった金額を投資信託で運用した場合の将来像を見てみましょう。

ここでは、世界経済の平均的な成長率などを参考に、年利5パーセントで運用できたと仮定して計算します。(※投資に絶対はなく、将来の利回りを保証するものではありません。あくまで一つの目安としてご覧ください。)

ケース1:毎月3万円を20年間積み立てた場合

毎月3万円は、小さくはないものの若手サラリーマンの方でも日々の節約や家計の見直しで捻出しやすい金額です。

これを20年間続けると、投資した元本の合計は720万円になります。年利5パーセントで運用できた場合、利益は約513万円となり、最終的な資産総額は約1233万円に成長します。

ケース2:毎月5万円を20年間積み立てた場合

中堅サラリーマンとなり、少し余裕資金が増えてきたケースです。

投資元本の合計は1200万円になります。年利5パーセントの運用で得られる利益は約855万円となり、資産総額は約2055万円に達します。老後資金の不安を大きく軽減できる水準と言えるでしょう。

ケース3:毎月10万円を15年間積み立てた場合

つみたて投資枠の上限である月10万円をフル活用したケースです。非課税限度額に合わせて積立期間を他の2つの20年間から15年間に短縮しています。

15年間で生涯非課税限度額の1800万円を使い切ることになります。この場合、運用益は約872万円となり、資産総額は約2672万円となります。

その後は新たな積み立てはできませんが、そのまま運用を続けることで、複利効果により資産はさらに増えていくことが期待できます。

FIREを目指す方にとって、一つの大きな目標となる金額です。

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