こんにちは、FP-kawaです。このブログでは、経済的自立と早期リタイア、いわゆる「FIRE」を目指すサラリーマンの皆さまに向けて、お金に関する様々な情報をお届けしています。
前回(第0回)は、金融庁の公式キャラクターであるつみたてワニーサについて、お話しました。
さて、今回からは本格的な連載として「NISA まだ始められていない人へ」の第1回をお届けします。
テーマは「新NISAの基本とメリット」です。制度の仕組みや、なぜ今サラリーマンの皆さまにこれほど注目されているのかを、あらためて解説していきます。
■ NISAとはどのような制度なのか
投資に興味はあるものの、なかなか最初の一歩が踏み出せないというサラリーマンの方は少なくありません。まずは、NISA(少額投資非課税制度)の基本的な仕組みからおさらいしていきましょう。
NISAとは、一言で表現すると投資から得られる利益に税金がかからなくなる制度のことです。
通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をして利益が出た場合、売却して得た利益や受け取った配当に対して、所得税と住民税を合わせて20.315%の税金がかかります。
たとえば、投資信託の運用で10万円の利益が出たと仮定します。
通常の口座でお取引をした場合、約2万円が税金として差し引かれ、手元に残る受け取り金額は約8万円となってしまいます。
これがNISA口座でのお取引であれば、税金が引かれることなく、10万円をそのまま受け取ることができるのです。長期的に投資を続けるほど、この非課税の恩恵は非常に大きくなります。
■ 2024年からの新制度における大きな変更点
このNISA制度ですが、2024年1月に大幅な法改正が行われ、新NISAとして大幅に拡充されました。以前の古い制度をご存じの方も、新しくなったポイントを整理しておきましょう。
新制度の主なメリットとして、以下のポイントが挙げられます。
1.非課税保有期間が無期限化された
旧制度ではつみたてNISAが20年間、一般NISAが5年間という制限がありましたが、新制度では期間を気にせず一生涯にわたって長期保有が可能になっています。
また、制度そのもの(口座開設期間)も恒久化されました。
年間投資枠と生涯で利用できる非課税保有限度額(総枠)が大幅に拡大された
旧NISAでは一般NISAとつみたてNISAはどちらか一方しか選べませんでしたが、新NISAでは「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の併用が可能になりました。
年間投資可能枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円となり、あわせて年間360万円まで利用できます。
そして、生涯の非課税保有限度額は1人あたり最大1800万円へと拡大されました。このうち、成長投資枠として利用できるのは1200万円までとなります。
非課税投資枠の再利用が可能になった
保有している商品を売却した場合、その売却した分の非課税枠(簿価、つまり購入時の金額)が翌年以降に復活し、再利用することが可能になりました。
ライフイベントに合わせて柔軟に資産を取り崩すことができるため、長期の人生設計において非常に使い勝手が良くなっています。


コメント