こんにちは、FP-kawaです。このブログでは、経済的自立と早期リタイア、いわゆる「FIRE」を目指すサラリーマンの皆さまに向けて、お金に関する様々な情報をお届けしています。
ここからは「日本にも「金利のある時代」があった」の第1回をお届けします。
今回のテーマは「当時の状況を振り返る〜預貯金と国債のリアル〜」です。
現在、日本の金融政策は大きな転換点を迎えており、わずかながらも「金利のある世界」が戻りつつあります。しかし、現代を生きるサラリーマンの多くは、物心ついたときから「超低金利」が当たり前の時代を過ごしてきました。
一方で、かつての日本には、今では信じられないような高い金利が存在していた時期があります。
「昔は良かった」と懐かしむためではなく、過去の事実を「温故知新」の精神で学ぶことは、私たちが目指すFIRE、つまり経済的自立に向けた戦略を立てる上で非常に重要なヒントになります。
当時の金利水準はどの程度のものだったのか、そしてそれが資産形成にどのような影響を与えていたのか、具体的に振り返ってみましょう。
預けるだけでお金が増えた「定期預金」の驚異
今から30年以上前、1980年代後半から1990年代初頭にかけての日本は、いわゆるバブル経済の真っ只中、あるいはその余韻の中にありました。当時の銀行の定期預金金利を振り返ると、驚くべき数字が並んでいます。
例えば、1990年から1991年頃には、郵便貯金の定額貯金や銀行の定期預金の金利が6%から、時には8%近くに達することもありました。現代の普通預金金利が0.02%程度(最近少し上がりましたが)であることを考えると、まさに別世界の数字です。
金利が6%あると、資産形成にはどのような変化が起きるのでしょうか。投資の格言に「72の法則」というものがあります。これは、資産が2倍になるまでの期間を「72÷金利(%)」で算出できる便利な計算式です。
金利が6%の場合、72÷6=12となり、約12年で元本が2倍になります。つまり、100万円を預けておけば、12年後には特にリスクを取らなくても200万円になっていたのです。これが金利8%であれば、わずか9年で2倍です。
当時のサラリーマンにとって、銀行預金は「リスクを避けるための場所」ではなく、「着実にお金を増やすための最強の投資先」の一つでした。
特別な投資知識がなくても、給料から先取り貯蓄をして定期預金に入れておくだけで、複利の力によって資産が雪だるま式に増えていったのです。


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