こんにちは、FP-kawaです。
このブログでは、経済的自立と早期リタイア、いわゆる「FIRE」を目指すサラリーマンの皆さまに向けて、お金に関する様々な情報をお届けしています。
前回の第2回では、実物不動産投資とREIT(不動産投資信託)の違いについて、必要な資金や手間の観点から比較を行いました。
連載第3回となる今回は、このREITを「新NISA」の制度内でどのように活用し、効率的に資産を形成していくのか、具体的な投資戦略について解説します。
新NISAとREITを組み合わせる最大のメリット
REITは、賃料収入などの利益の大部分を投資家に分配する仕組みであるため、相対的に高いインカムゲイン(分配金収入)が期待できる金融商品です。
しかし、通常であれば受け取った分配金や、売却して得た利益に対しては約20パーセントの税金が差し引かれます。
ここで活用したいのが新NISAです。新NISAの非課税保有限度額(生涯で最大1800万円)の範囲内でREITに投資をすれば、この約20パーセントの税金が非課税となります。
つまり、REITが生み出す分配金をまるごと受け取ることができるのです。
FIRE達成に向けて、日々の生活費を賄うための不労所得を育てたいサラリーマンにとって、この非課税メリットは資産形成の進捗を後押しする大きな助けとなります。
成長投資枠を活用したインカムゲイン重視の戦略
新NISAには「成長投資枠」と「つみたて投資枠」という2つの枠が用意されています。
個別のJ-REIT(国内の不動産投資信託)銘柄や、REITのみに投資を行う特化型の投資信託は、このうち「成長投資枠」で購入することが可能です。
成長投資枠を活用した戦略として考えられるのは、高配当株などと組み合わせて、インカムゲインを重視したポートフォリオを構築することです。

定期的に口座へ振り込まれる分配金は、再投資に回して資産の拡大を狙うこともできますし、将来的にFIREを達成した後は、そのまま生活費の一部として活用することもできます。
ご自身のキャッシュフローを豊かにしたい方に適したアプローチです。
つみたて投資枠で間接的にREITを保有する方法
一方で、「つみたて投資枠」では、現在のところREIT単体に投資する特化型ファンドを購入することはできません。
しかし、つみたて投資枠の対象となっている「バランス型ファンド」の中には、国内外の株式や債券とともに、REITを組み入れている商品が存在します。
代表的なものとして「8資産均等型」と呼ばれる投資信託が挙げられます。
この方法であれば、世界経済の成長を享受するための株式投資をメインに据えつつ、不動産という異なる値動きをする資産をポートフォリオに一部組み込むことができ、リスクの分散効果が期待できます。
投資の手間を極力省き、長期間にわたってコツコツと資産のベースを築きたい方に向いている戦略です。
長期的な資産形成に向けた複利効果の活用
REIT型の投資信託を通じて得られた分配金を、受け取らずにそのまま再投資に回すことで、得た利益が新たな利益を生む「複利効果」を得ることができます。
今回は新NISAの2つの枠を使ったREITの活用法について解説しました。
次回、最終回となる第4回では、FIREに向けた具体的なポートフォリオの組み方と、運用における注意点についてお話しします。
本ブログでは、皆さんからのコメントをお待ちしています。どうぞよろしくお願いします。

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