ねんきん定期便とFIRE計画〜第1回:ねんきん定期便の基本と年代別の見方〜

FIRE

こんにちは、FP-kawaです。このブログでは、経済的自立と早期リタイア、いわゆる「FIRE」を目指すサラリーマンの皆さまに向けて、お金に関する様々な情報をお届けしています。

皆様のお手元には、毎年ご自身の誕生月に日本年金機構から「ねんきん定期便」が届けられます 。

多くの方が「老後にもらえるお金の通知」という認識をお持ちかと思いますが、中身をじっくり確認したことはありますでしょうか。

実はこのねんきん定期便、私たちが目指すFIREやサイドFIREの計画を立てる上で、非常に重要な基礎データとなります。

■ 年齢で異なる「ねんきん定期便」の形式

まず、ねんきん定期便には、年齢によって送られてくる形式や内容に違いがあります。

通常、50歳未満や50歳以上の方にはハガキ形式で送られてきます 。しかし、35歳、45歳、59歳の節目年齢の際には、ハガキではなく封書形式です 。

この封書形式のねんきん定期便には、ハガキ形式に記載されている直近1年間の月別状況などに加え、全期間の年金加入履歴が詳しく記載されています 。

日本年金機構によると、年金記録問題の解決に向けて記録の確認をお願いしているものの、令和7年9月時点でまだ約1,660万件の持ち主が確認できていない記録が残っているそうです 。

特に、転職が多い方、姓(名字)が変わったことがある方、いろいろな名前の読み方がある方」は注意が必要です 。

ご自身の将来の年金を守るためにも、封書が届いた年は特に念入りに中身をチェックして、記録に漏れや誤りがないかを確認してください 。

■ 50歳未満と50歳以上で違う「年金額」の意味

次にお伝えしたいのは、ねんきん定期便は「50歳未満」の方と「50歳以上」の方で、記載されている年金額の意味合いが異なるという点です。

50歳未満の方に届くねんきん定期便に記載されているのは、これまでの加入実績に応じた年金額です 。つまり、20歳から現在までの間に納めた保険料のみをベースに計算された金額が記載されています。

そのため、若い方がこれを見ると「将来もらえる年金が少なすぎる」と不安に思われることがよくあります。しかし、これはあくまで現時点での実績に過ぎません。

一方、50歳以上の方に届くねんきん定期便に記載されているのは、「老齢年金の種類と見込額」です 。

現在の加入条件で60歳まで働き続けたと仮定した場合の、実際に将来受け取ることができるリアルな年金額のイメージとして捉えることができます。

この見込額をベースに、老後の具体的な資金計画を立てていくことになりますが、「現在の加入条件」というところが曲者です。

「役職定年」などにより収入が大きく減少した場合、「もっと多く貰えるつもりだった」ということもあるので、鵜呑みにはできません。

■ 将来の受給額を知る方法

では、将来の受給額のイメージを掴むことはできないのかというと、そんなことはありません。

お手元のねんきん定期便に記載の二次元コードをスマートフォン等でスキャンするか、インターネットで「公的年金シミュレーター」と検索してみてください 。

厚生労働省が提供するこのシミュレーターを使えば、ユーザー登録なしで将来の年金額を簡易に試算することができます 。

早期退職やサイドFIREを志向する人にとって、公的年金は生活設計に欠かせない土台となります。

この土台を早い段階で把握しておくことは、逆算して今いくら資産を形成すべきかを明確にするために非常に重要です。

次回はシミュレーションについてもう少し詳しく解説していきます。

本ブログでは、皆さんからのコメントをお待ちしています。どうぞよろしくお願いします。

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