こんにちは、FP-kawaです。このブログでは、経済的自立と早期リタイア、いわゆる「FIRE」を目指すサラリーマンの皆さまに向けて、お金に関する様々な情報をお届けしています。前回までは「節約」についてでしたが、FIREのためには節約だけでは非常に多くの時間を要します。「収入を増やし、支出を減らす」ことにより、資産拡大を図るのが王道です。
今回は、投資を考える上で最も基本的、かつ最も重要な「分散投資」の考え方についてお話しします。特に、私たちサラリーマンが意外と見落としがちな「ある資本」について深掘りしていきましょう。
卵は1つのカゴに盛るな
皆さんは、「卵は1つのカゴに盛るな」という投資の格言をご存じでしょうか。投資に興味がある方なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。
これは、卵をすべて1つのカゴに入れてしまうと、万が一そのカゴを落とした時に、中の卵がすべて割れてしまうリスクがあることを説いたものです。しかし、複数のカゴに分けて卵を盛っておけば、たとえ一つのカゴを落としても、他のカゴの卵は無事です。
つまり、投資において「リスクを減らすためには分散が不可欠である」という教えです。一般的には、株式や債券、不動産といった投資の種類(アセットクラス)、あるいは銘柄、投資する地域、購入する時期などを分散させることを勧める際によく使われます。
しかし、私はこの「分散」を考える際、もう少し広い視野で捉えるようにしています。
資本とは新たなお金を産み出す(ための)もの
私は「資本とは、お金や不動産、金融資産だけでなく、労働力や知恵、スキル、信用力なども含むもの」と考えています。これらは、新たなお金を産み出す(ための)もとになるものですね。「ために」とは、失敗して新たなお金が産み出されないこともあるからです。
サラリーマンの最大の資本は「自分自身」
現役サラリーマンの方にとって、新たなお金を産み出すものは「自分自身の労働力(人的資本)」が主力という方は多いのでは無いでしょうか。
例として、私自身の「持っている資本」をざっくりと棚卸ししてみました。
・労働力
・信用力(融資を受ける力、借金力)
・現金(預金)
・株式 や投資信託、ETF
・暗号資産
・不動産
・年金受給権
このようにリストアップしてみると、いくつかの種類の資本を持っていますが、その源流をさかのぼってみると、ある事実に気づきます。それは、これらの資本のほとんどが、元をたどれば「労働力」から生み出されているということです。
例えば、銀行から融資を受けるための「信用力」も、保有している不動産の担保価値だけでなく、サラリーマンとしての勤続年数や安定した年収が源泉となっています。「現金(預金)」や「株式」も、労働の対価として得た給与を貯蓄し、投資に回したものです。
こうして考えていくと、これまでの私の資産形成は、「労働力から生み出される対価を、他の資本に変換していく作業」であったと言えます。
言い換えれば、「保有している資本の多くは労働力がベースとなっており、労働力への依存度が極めて高い状態」であるとも言えるのです。
もし、病気や怪我、あるいは会社の倒産などで「労働力」というカゴを落としてしまったらどうなるでしょうか? 労働力に依存しすぎている状態は、まさに「卵を一つのカゴに盛っている」状態に近いのかもしれません。
次回は、この「資本の偏り」について、さらに詳しく分析していきます。
皆さんの「こんな資産もある」などのコメントをお待ちしています。どうぞよろしくお願いします。

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