こんにちは、FP-kawaです。このブログでは、経済的自立と早期リタイア、いわゆる「FIRE」を目指すサラリーマンの皆さまに向けて、お金に関する様々な情報をお届けしています。
前回までは新社会人の方向けのシリーズでしたが、今回は、ビル・パーキンス著『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』について取り上げます。一時、多くのブログやNOTE、Xなどでとりあげられていました。恥ずかしながら、話題になりすぎて今まで敬遠していましたが、この度やっと読んでみました。結論としては、非常に読みやすく面白い一冊でした。この本が伝えたい(と私が思った)メッセージを、全3回の連載で読み解いていきます。
FP-kawaなりの読書感想文。楽しんでいただければ幸いです。
「ゼロで死ぬ」という究極の目標
この本のタイトル『DIE WITH ZERO』、つまり「ゼロで死ぬ」という言葉通り、著者が伝えたいただ一つの結論は「人生の最後に資産がちゃんとゼロになるように使い切る」ということです。
本を読み進めていくと、力強い言葉で「早くお金を使おう」と繰り返し強調されているため、ともすれば「とにかくお金は使ってしまった方が良い」という風に読めなくもありません。若いうちに経験に投資しろというメッセージは非常に魅力的ですが、一歩間違えると単なる浪費を正当化してしまう危険性もはらんでいます。
「早く使え」という言葉の真意
なぜ著者は、これほどまでに「お金を使え」という強い言葉を使っているのでしょうか。それは、多くの人が将来への不安から「お金を使わなすぎる」「過度に貯金しすぎる」傾向にあるからだと思います。過度な貯金に縛られるあまり、今しかできない経験の機会を逃してしまうのはもったいないという強い警鐘を鳴らすために、あえて強調して何度も繰り返し語っているのだと私は理解しました。
もちろん、人生の早い段階で資産がゼロや極端に少ない状態になってしまったら生活が成り立たず、悲しい思いをすることになります。そのリスクは常に意識しておかなければなりません。
老後不安と豊かな人生のバランス
しかし同時に、私たちが漠然と抱いている「老後不安」による過剰な貯め込みもまた、人生の豊かさを損なう要因になります。
本の中で著者はこのように述べています。「高齢になると金を使う機会はおのずと減っていく。だから老後のために過度に貯金するのではなく、金をもっと早い段階で有効に活用することを計画すべきなのだ」と。

つまり、ただ無闇にお金を使うのではなく、「価値ある経験に、適切なタイミングでお金を使う」ことが重要なのです。著者の若い頃のお金の使い方のエピソードを注意深く読めば、ただ無駄遣いを推奨しているわけではないことが分かります。変なお金の使い方をするのではなく、自分の人生を豊かにするためにお金を使う。そのバランスを取ることが第一歩となります。
本ブログでは、DIE WITH ZEROを読んだ感想など、皆さんからのコメントをお待ちしています。どうぞよろしくお願いします。

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