【連載第2回】資本主義のルールを知る〜なぜ「最初の一歩」が数千万円の資産格差を生むのか〜

新社会人

こんにちは、FP-kawaです。このブログでは、経済的自立と早期リタイア、いわゆる「FIRE」を目指すサラリーマンの皆さまに向けて、お金に関する様々な情報をお届けしています。今回は、新社会人になられた皆さま向けに家計管理と資産形成について知っていただきたいことをお伝えしていきます。

会社員という最強の「安定資産」

資産形成を始めるにあたり、まず大前提として理解していただきたいのは、皆さんの「会社員」という立場が非常に強力な武器になり得るということです。

毎月決まった日に安定した給与が振り込まれる会社員は、金融機関からの信用力も高く、実は最強の安定資産と言えます。この安定したキャッシュフローこそが、皆さんの最大の強みです。

時間を味方につける「複利の力」

その強みを爆発的に引き上げるのが「複利の力」です。複利とは、元本についた利息が翌年には新たな元本となり、雪だるま式にお金が増えていく仕組みのことです。

預けたお金(元本)についた利息を、次期には元本に加えて計算します。

例えば、100万円を年利5%で預けると、1年後は105万円ですが、2年後はその105万円に対して5%の利息がつくため、110万2500円に増えます。たった2,500円と思うかもしれませんが、これが10年、20年と積み重なると、雪だるま式に差が開いていきます。

複利の効果は資金と時間の掛け算で決まるため、20代という圧倒的な時間を持っている新社会人の皆さんは、投資の世界において絶対的な優位に立っています。

年齢22歳から始めたAさん(運用期間38年)32歳から始めたBさん(運用期間28年)
22歳36万円0円(まだ始めていない)
32歳約465万円(元本360万円)36万円
42歳約1,233万円(元本720万円)約465万円(元本360万円)
52歳約2,606万円(元本1,080万円)約1,233万円(元本720万円)
60歳約4,131万円(元本1,368万円)約2,453万円(元本1,008万円)

先輩の失敗談:生活水準のインフレを起こしたFさんのため息

初任給を手にしたFさんは、その喜びから高級時計をローンで購入しました。その後も高い家賃のマンションに住み、外食を繰り返す「生活水準のインフレ」を起こしてしまいました。

入社5年が経っても貯金はゼロ。毎月の支払いに追われ、会社を辞めたくても辞められない状況に陥っています。最初の一歩で生活水準を上げすぎないこと。これが将来の格差を生む分かれ道です。

複利の効果は資金と時間の掛け算で決まります。Aさんは「資金」を作らず、時計を買ったものの「時間」を浪費しています。複利の効果を生かすチャンスを自ら放棄してしまっています。

次回は給与明細の見方について解説します。

次回は「キャッシュフローを制する〜給与明細の解読と最強の「先取り家計管理」〜」と題し、額面と手取りの違いと先取り貯蓄の大切さについてお話します。

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