第6回:憧れを現実に!FIREへの第一歩を踏み出すための超具体的アクションプラン
こんにちは。FP-kawaです。FIREブログ連載、第6回です。 前回は、FIRE達成を加速させる「収入・支出・投資」の三本柱についてお話ししました。
今回からは、実際に行動に移していきましょう。「千里の道も一歩から」です。今回は、FIREへの第一歩を踏み出すための、具体的な3つのステップをご紹介します。前回紹介したうち、「収入(を増やす)」は人それぞれのやり方もあるため別の機会とし、ここからは支出と投資、特に投資をメインにお話していきます。
ステップ1:現在地を知る「家計の棚卸し」
資産形成の最初のステップは、自分のお金の流れを把握すること、つまり「家計の棚卸し」です 。
まずは、家計簿アプリなどを活用して、2〜3ヶ月、すべての収入と支出を記録してみましょう 。面倒に感じるかもしれませんが、「自分は一体、何にどれくらいお金を使っているんだろう?」という現実を直視することで、無駄な出費や改善できるポイントが見えてきます。
ただ、本当に大切なのは「このステップにとどまらないこと」です。現状を知ることは大切なのですが、知るだけでは資産は増えません。当たり前ですね。
私自身、このステップがとても苦手で、未だにしっかりと把握していません。私のような人も沢山いるんじゃないかと思います(思いたい!)が、そんな人でも次のステップに進むには、前回記事(こちら)の「節約力を磨く」が役に立ちます。
具体的には「固定費の見直しで浮いたお金をそのまま投資に充てる」です。格安SIMに変更して浮いた3000円、動画サブスクを1つやめたことでできた1000円。こういった金額を予め取り分けておくことで、他の部分の生活水準を変えることなく投資資金を準備することができます。このやり方は、別でご紹介する積立投資とも相性が良く、オススメです。
ステップ2:投資のインフラを整える「証券口座開設」
家計の状況を把握し、投資資金の目処がついたら、次はその目標に向かって資産を運用するための「器」を準備します。それが証券口座です。余剰資金の投資をするには必須といっても過言ではありません。
証券口座は、スマホがあれば簡単に開設できる時代です。特にこだわりがなければ、手数料が安く、商品のラインナップも豊富なネット証券(SBI証券や楽天証券など)がおすすめです。私は20数年前の社会人2年目くらいに楽天証券の口座を開きました。その時には何も考えずにいくつか個別株を購入し、あっという間に数万円の評価損になったのは・・・別の話です。
口座開設については各証券会社のHPに詳しく紹介されています。この記事を書くために証券会社のHPを覗いてみたのですが、マイナンバーカードがあれば、スマホで手続きすることで最短で翌営業日に口座開設が完了することもあるようです(2025年8月現在)。思いたったらすぐにスタートできるのは良いですね 。
なお手続きの際に、NISA口座を一緒に開設するかを問われると思いますので、開設しておきましょう。
この一歩を踏み出すかどうかが、未来を大きく変える分岐点になります。ネット証券の場合、証券口座開設や口座の維持そのものにはほとんどコストを必要としません。ステップ1より優先して行ってもOKです。大事なことなのでもう一度「知るだけでは資産は増えません」。
ステップ3:入金・入金・入金!
「次は何をすればいいの?」と手を止めてはいけません。証券口座への入金をしましょう。
投資は、この「軍資金」を入金して初めてスタートラインに立てます。たとえ素晴らしい投資先を見つけても、口座にお金がなければ何も買うことができませんよね。
入金には大きく2つの種類があります。自身の好きなタイミングで、好きな金額を証券口座に入金する都度入金と、毎月決まった日に、決まった金額を自動で証券口座に入金する積立入金です。FIREを目指すに当たって相性が良いのは積立入金。今回は積立入金ができるよう設定しましょう。
積立入金の主な方法は以下のとおりです。
- 銀行引落サービス:毎月指定した日に、ご自身の銀行口座から自動で引き落とされ、証券口座に入金されます。手数料は無料の場合がほとんどです。
- クレジットカード決済:毎月の積立額をクレジットカードで支払う方法です。ポイントが貯まるというおまけのメリットがあります
この他に◯◯ペイのサービスを使うなどの方法もありますが、王道は上記2つ。ポイント獲得を考えるとクレジットカード決済がオススメ(楽天証券の場合楽天カードの決済にするなど)ですが、あまりそれに引っ張られず「ポイントはおまけ」と考えたほうが良いと思います。とにかく設定することが優先です。
格安SIMに変更して浮いた3000円、動画サブスクを1つやめたことでできた1000円。この金額を積立額に設定してしまいましょう。
ついでのステップ
なお、投資で得た利益には通常、約20%もの税金がかかります 。しかし、国が用意した制度を使えば、税金を抑えることができます。それが新NISAとiDeCoです。
- 新NISA(ニーサ): 2024年から始まった、FIREを目指す人にとって最強の味方です。年間最大360万円、生涯で1,800万円までの投資で得た利益がすべて非課税になります 。
- iDeCo(イデコ): 老後資金作りに特化した制度です。掛け金が所得控除の対象になるなど税制上のメリットが大きいですが、原則60歳まで引き出せません。FIRE後の早期の生活費には使えませんが、60歳以降の生活を盤石にするための「守りの資産」として、NISAと併用するのが賢い選択です 。
・・・なんかお得なのはわかりますね。今はそれだけでOKです。まずはNISAの枠(年間最大360万円。生涯1800万円)を使い切ることを目標にするのが良いと思います。使い切ることにはしっかり知識もついているでしょう。
次回のお知らせ
これで準備は整いました。とにかく大事なのは「行動する」です。次回は、いよいよ投資の世界へ。「FIREを目指すための「コア・サテライト戦略」とは?」と題して、失敗しにくい投資の基本原則についてお話しします。「おすすめの証券会社はここ」などのコメントも大歓迎です。「読んだよ」だけでもとっても嬉しいのでよろしくお願いします。


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